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パニック症候群発生 いざ、ホノルルマラソン、そこまでの道のり

投稿日時:2008/12/13(土) 14:13rss

こんにちは。【タオルはまかせたろ.com】タオルソムリエの寺田です。


10月経営者会報のテストマーケティングがあったその日は点滴を打ちながら
全国からご賛同いただく経営者の皆さんの前で講演をしていました。


9月19日の記事を書き終えた後、心と体が一緒に伴わない状態になってしまっていたのです・・・。

朝起きられない。食欲が全く無い。吐き気との闘い。
睡眠薬を飲んでも寝られない。体重は7kgほど、ダウンです。

仕事は順調に右肩上がり、社員も入り、企画もいっぱいで、テストマーケティングの取り組みから、IT百選の応募、異業種交流の企画に
ラジオ・テレビ・新聞取材とめまぐるしい日々。
どうしてもほっておけない知人の相談から新規事業への勧誘。
そして10年間語り続けた夢の女房と走るホノルルマラソンの年。



内科では薬の投与をしていただきますが、改善されず、4年ぶりに1週間待ちの
状態でフラフラになりながら、精神科に向かいました。

「完璧なパニック障害ですね」

そうゆっくりと診断された時に4年前の症状になってしまったっと自分を責める一方、
原因が判明したことに安堵したことを覚えています。



「寺田さんの頭にはエンジンがあって、今、あれもこれもやらなければいけないと車で言えば、
ガス欠状態になっているんです・・・。 少し、ひとつひとつ、大切なものに順番をつけてみてください。
そして思い切って そこから降ろしてみましょう」 っと先生。


親切に受け答えをしたもらう先生に女房と走るホノルルマラソンの夢が10年前からあることを伝えました。

「その夢が大きいんですね・・・。 ホノルルマラソンを今回は取りやめてしまっては
どうですか? また、来年でもあるんやろうし・・・」


「いや、先生。 これだけはエンジンにのせておきたいんです。 
これおろしたら、自分の言ってきたことも人生も全部おろしてしまうことになります。」


こんなことを先生に話すことだけで、十分、エンジンがエンスト状態になっていることを先生は察してくださったのでしょうね。

もう夢じゃなく、不安でしか、無いことに・・・。

これ以上は聞かれず、処方をくださいました。


翌日から、社員に症状をカミングアウトしました。

迷惑をかけるが、仕事を少し自分のエンジンからおろすということを選らんだことも。
それは社員に負担がかかることも。 
社員はみんな納得して応援して励ましてくれました。

あの報告した日から今日まで、本当に一生懸命、自身の至らぬ部分をサポートして、お客様にも完璧な今まで通りの対応をさらに深くしてくれました。
夢をおろさなかった社長をサポートするように・・・。


女房は毎晩の大きな私の寝言にも不服を言わず、早朝、寒い中、走っていました。
毎朝、毎朝。。。 子供の世話も私の世話もそして仕事も家事もこなして。


私が10年前に一緒にホノルルマラソンに走る夢を女房がもう自分の夢として
本気で夢見て走っています・・・。



10年間、女房に、そして出逢ってきた心友や知人や得意先や、社員や
親族や死んでいったばあちゃんにもそしてネット通販の出逢ってもいないお客様にも発してきた
「女房とホノルルマラソン完走」の夢を叶えるために出発します。
いっぱい、いっぱい、温かい応援のメッセージをいただきながら・・・。

本当にたくさんのメッセージをいただきました・・・。
うれしいな・・・。 幸せもんです。


苦しんでいる自分がいたのは事実ですが、そこで又、病気から人の大切さや1人で人は生きていないと
いうことを学ぶ機会となったのです。


この2ヶ月、オリンピックを目指す選手がどんな風に夢を持ち持続させ、
自分を信じて調整するのか? 

日の丸を背負う重圧から成果を出すまでを
イメージするのか?っと考えました。

全く私の練習量やモチベーションは違うのですが、真剣な取り組みに違いはないと思い、
夢っということには共通です。

その精神力の強さと周囲の方々の力があるのだろうと強く感じました。



「ええやん、気楽に走って楽しいんできたらええのに」  と思われることでしょうね。


でも長渕剛さんのファンである私は通ずるところがあって、白か黒かのどっちかで
手を抜けず、何でも真剣勝負なんですよね。 それが自分の生き様なんです。


不器用です。


もうひとつある日、
ある尊敬する経営者の方は私のブログを読み続けていてくださり
「あの学生の一問百答、1回書くの止めてみい。」 そう言われました。

そうしようかと思い悩んだ結果、今あるのはあの学生の問いのおかげだと。

あいつらの夢もしょってるっと感じ、エンジンからおろせなかった。。。
若かった自分が夢も社会も知らない無知な自分がいたように、
何かを夢中にするには続けるんだと! 生きるんだと! 学生に伝えたい。

言いたくて。 伝えたくて。 行動に起こしたくて。 

だから、止められない。 



でも、手に入れられない夢はない。 今までも。そしてこれからも。

みんなにそれを伝えることができるよう、ちっぽけながら、生きてたいって
思っちゃうんです。 本当は弱いだけどね・・・。
でも弱い私が出来るなら、あんたも出来るよ!って。


夢が無いなら楽かもしれない。 でも夢を叶える達成感がまた、次の夢を創り出す。 

そして辛い時があるから共有できるから、さらなる行動での喜びがある。


全てに感謝しながら、女房と関西空港へ  

  
  パニック症候群、くそ食らえ! 完治したぞ!


   全ての皆さんに 合掌。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ヨタヨタやけどお気に入り!
そこまで使ってほしいタオルがあります
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


rogo
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コメント


これまでずっと、ありがとうございます

まいど! 寺田さん。事務局の大西です。

今日のブログは、初めて知ることばかりで、自分の鈍感さを深く恥じました。

10月の大阪テストマーケティング研究所のとき、誰よりも早く来てくださった寺田さんが、7キロもやせていたこと。

毎週の一問百答、私のつたないナビゲートにも関わらず、2年9か月ずっと、答えてくださり、そのことが心にご負担をかけてきたこと。

そして、先日のオフ会にご参加いただけなかったのも、きっと体調と関係があったのでしょうね。

ホノルルマラソン、本当に無理はしないで下さい。

大変僭越ながら、私は世の中、白と黒だけではないと思っています。その中間の色の方が圧倒的に多いし、むしろ自然だと思います。

白を目指して歩む道筋にこそ意味があるのであって、時には黒だって灰色だって、ありだと思います。

とにかく、本当に無理はなさらぬよう。

また、お目にかかれることを楽しみにしています。

Posted by 日本実業出版社・大西啓之 at 2008/12/13 17:43:00 PASS:

頑張らんでええんちゃう?

元ちゃんまいど。

今頃は飛行機かな?
それとも入国審査も済まして速攻ホテルチェックインかな?

現地でのインターネットの環境いかんでは
このコメントを読めないかもしれませんが
ついつい余計で、無粋なコメント入れさせてもらいます。

わけあってパニック障害の辛さは、少し解っているつもりです。

夫婦でホノルルマラソンの夢をおろさなかった元ちゃんには敬服します。

なんとか夢を叶えて欲しいです。

前回のブログでのお返事コメント

『自分は不器用やから白か黒かどっちかです』

ホンマ不器用なやっちゃと僕は元ちゃんに呆れています。

大西さんがコメントで↑言うてはるのに僕も同感で
世の中には白と黒の結論だけや無く
“中間色”、敢えてもっと嫌な響きを使えば
“玉虫色”の結論を導き出してキラキラ輝いている例もゴマンとあります。

もちろん僕は元ちゃん夫婦のランを必死で応援しています。

もちろんこんな僕なんかよりもっと前から
もっと必死で、もっと祈るように応援してくれている仲間が
元ちゃんの周りには大勢いらっしゃるのでしょう。

こんな言い方をするとそんな周りからも顰蹙を買うかもわかりませんが
それでも僕が言いたいのは、応援する人達の数がどれだけ多くても
地球の、日本の、近畿地方の・・・
いや滋賀県の人口から見たとしても、
たかがしれているということなんよ元ちゃん!

もっとはっきり言うと、これに賭けてきた元ちゃんには悪いけど
元ちゃんのホノルルマラソンの結果なんて
もっと気楽に俯瞰で考えたら、誰も見てへんねん。
誰も関心なんか寄せてへんねん。

それくらいの気持ちでおらなあかんよ!絶対。

そない気張らんでも・・・

頑張らんでもええんやて!

奥さんとホノルル走るというデッカイ夢
もうすぐ叶うやんか! 凄いやんか!既に。

頑張らんでええから
ホノルルラン、楽しんできてください。


ほんま水を差すような要らんこと言うてゴメンな・・元ちゃん。

でも絶対無理し~なや。

Posted by コクホー庄山 at 2008/12/13 22:00:00 PASS:

そうやったんか

メールの文面が少し気にはなってたんやが・・・。
この10年の「ふたりでホノルルマラソン」の夢は、「10年間ふたりで一緒にホノルルを目指す」夢やったのと違うかな。
そやから、もう見事に夢は、叶ったのとちがうやろか。
あとは、ふたりで手をつないで、笑顔で、思い切り楽しむだけやで。
何も背負わんと、ただ、奥さんの手の温もりと、笑顔の暖かさだけを、しっかり感じて来て下さい。

Posted by ryu at 2008/12/13 23:45:00 PASS:

おかえりなさい

社長 おかえりなさい 

社長の座標軸は 太くて、硬くて、重く、そして強いな と感じています。

これからも勉強させてください。

高津

Posted by 高津明徳 at 2008/12/15 15:40:00 PASS:
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