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2006年08月07日(月)更新

4年前に書いた詩

次男が4年前に、誕生!
長男と同じ愛情を分け隔てることなく注ぐことを思い
2番目の誕生も歓んでいるよ! っと歓二(かんじ)と名付けた。

同じ時期に同じイニシャルになるよう同じ字画の姓名判断も合わせて
みた。
現在、4歳・・・。二人の性格はちょっと違う・・・


でも長男の時と同じように詩を書いた4年前。
歓びの気持ちを書いた詩を記しておきたくて。


  ラララ、親子で♪
                   平成14年8月7日
                    詩 寺田 元
                    曲 トータス松本 (バンザイ)

おぎゃ~っ、君に会えて良かった、このままずっと、ずっと家族だはっぴー。
バンザ~イ、君に会えて良かった、このままずっと、ずっとラララ親子で!

夏の暑いその日に君は名をあげた。
次男という運命(さだめ)の君の名は勧二(かんじ)!

つわり、はきけ、もろもろを乗り越えて歓び来る日を祈ってた。
すげえすげえ、幸せな気分をくれて、ホントおおきに、涙止まらない・・・。

今日という記念日、バナナの日、そして勧二の産まれた日。
何も言葉は浮かばない・・・。
ただ君を愛していこう、
ただ産まれたこの世に感謝しよう。

だけどBaby~ここへおいで~よ
おぎゃ~っ、君に会えて良かった、このままずっと、ずっと家族だはっぴー。
バンザ~イ、君に会えて良かった、このままずっと、ずっとラララ親子で!


快平(かいへい)のにいちゃんは3つ上で、
お前のことを楽しみにしてた。
これから二人は兄弟でのびのび、楽しく、心つよく。

兄弟ゲンカは構わない、人を傷つけぬよに。
いじめ・好き嫌い、許さない。
だけどBaby~自分らしくにイェ~イっ、生きてゆけばいいさ、
この先、ずっとずっと勧二の一生!

バンザイ!叫ぶこの世で何かつかめる日まで日まで・・・夢を広げよう。

おぎゃ~っ、君に会えて良かった、このままずっと、ずっと家族だはっぴー。
バンザ~イ、君に会えて良かった、このままずっと、ずっとラララ親子で!

2006年07月31日(月)更新

詩を書いた7年前

梅雨が明けた日を記憶するようになったのは7年前の長男の誕生が
きっかけでした。

早朝の琵琶湖に光り輝く美しい日の出を見ながら、病院から帰宅して
感動する自分と信じられないほどもう1人の遠い自分が現実の喜びを
かみしめていくかのように書いた詩があります。

本日、梅雨明けした日に7年前の梅雨明けの時に書いた詩を記しておきたくて。


  快男児、快平♪
                   平成11年7月23日
                    詩 寺田 元
                    曲 長渕剛 (俺らの家まで)

梅雨の空があけたその日に、お前の親になる・・・。
しゃくれた鳴き声はそっくり なんだか鼻の穴でかい。

初めまして、君の姿を待ち遠しく思ってました。
夜泣きのひとつやふたつは、覚悟の上でいますよ~。

おっちょこちょ~いは父親ゆずりでも、けど、丈夫でなきゃ、あかん。

快便の快、快ちゃん、快ちゃん、おいらの快ちゃん
快食の快、快ちゃん、快ちゃん、裕ちゃんの快ちゃん
快眠の快、快ちゃん、快ちゃん、二人の快ちゃん~。



いいかい、快平、この世の中は平和な暮らしだけど、
これから決めるのはお前だとそれだけ覚えてておくれ。

あのね、出逢い、それを大事に感謝の気持ちを持つ
一番、大切なことだよ、わかるね それがヒトさ。

のんびり屋さんは母親ゆずりでも、けど、優しなきゃ、あかん。

平和な平、(かいへい!)、快ちゃん、快ちゃん、おいらの快ちゃん
平凡の平、(かいへい!)、快ちゃん、快ちゃん、裕ちゃんの快ちゃん
平穏の平、(かいへい!)、快ちゃん、快ちゃん、二人の快ちゃん~。

快男児、快ちゃん~~ん~~んんんんんんんんっ♪


 

2006年04月30日(日)更新

長渕剛さんの父ちゃんの詩・・・

僕の崇拝する長渕剛さんのお父さんが亡くなられた・・・。


心よりご冥福をお祈りいたします。




数々の長渕剛さんの詩には父の優しさ、強さがあふれていました。

LICENSEという詩のくだりにはその姿が読み取れます。
家族という詩にも・・・。 かこつけるところなく親父をおふくろを正面から発する孤高のソングライターであると思っております。

それは長渕剛さんが最期の親父に向けた詩の中でも分かることでしょう。
これからの長渕剛さんの詩にどのような魂が宿るのか楽しみであります。

ますますの感動ある詩を永く書き続けてほしいと思います。



★父ちゃんの詩

眉間にしわをよせ、ぐーっと息を飲み込み、さっき俺の父ちゃんが死んだ。

あんなに強かった父ちゃんが死んじまった。

ここは駒沢、国立東京医療センター802号室。心電図、血圧計、酸素吸入器、鎮痛剤、点滴の針が突き刺さっている。人生の最後を迎える決死の戦いだ。

ぞくぞくと父ちゃんを死なせまいと仲間たちが集まり、耳元で叫び、足を手をさすり、温めてくれている。「そうだ、父ちゃん! 父ちゃん頑張れ!!」。それに2、3度答えるかのように、父ちゃんは大きく息をした。

血圧急降下。

白衣を着た医者たちも慌ただしく動き回る。さらに呼吸停止間近のため、血圧上昇剤投入、また針が突き刺さる。瞳孔開きっぱなしの瞳で、父ちゃんは何かを探している。

それは6年前天国へ逝った、愛する母ちゃん、「マス子」だ。

俺は人垣をするりとすり抜け父ちゃんの耳元に、かしずいた。1分間に10回も呼吸をしなくなった。

「もういいよ、父ちゃん…見えるね父ちゃん、1人じゃないよ父ちゃん…みんながいるよ父ちゃん。大丈夫だから…安心して。ゆっくりでいいから息をして、そう、そうだ、息をして」

「父ちゃん!父ちゃん!!」。姉ちゃんが泣き叫ぶ。「じいちゃん、がんばれ、がんばれ」。文音(長女・あやね)が、航(長男・わたる)が、蓮(二男・れん)が。そしてみんなが「がんばれ、がんばれ」。

さらに俺は、父ちゃんの耳元で続けた。

「母ちゃんが見える? 父ちゃんが大好きだった母ちゃん見えるやろ、そのままゆっくり息をして、母ちゃんのところへ行っていいよ。ありがとう、父ちゃん…」

4月23日午後10時28分、邦治呼吸停止。

命がけの生との戦いが今、終わった。

「生に勝ったな、父ちゃん」

「生きるに勝ったな、父ちゃん」

「命懸けで生きるに勝負挑んだな、父ちゃん」

柔道五段の大きな背中がこんなに小さくなっても、最期の最期まで生に勝ったな、父ちゃん。俺はマルボウ捜査第4課だった人情刑事の親父に敬礼した。

「父ちゃんご苦労様でした…」

「俺を育ててくれてありがとうございました」

「最期まで息をしてくれてありがとうございました」

そんな父の勇姿に俺は泣けて泣けてしょうがなかった。感謝の念が、こみあげてきた。

集まってきてくれた仲間たちの、大きな大きな優しさがたまらなくうれしかった。そして俺にとってこの父ちゃんが、誇りだったのだと痛感した。

俺が幼い頃柔道五段の黒帯で父の背中におんぶされ、125ccのバイクで、海沿いを突っ走ったあの夏の日の海を想い出した。二人で指宿宮ケ浜に座り、遠く水平線を見つめるおやじの横顔を想い出した。

タバコをくゆらせながら、さらに遠くの水平線を見つめる、おやじの横顔を思い出した。

不意に俺を抱きしめ、「つよし、泳ぐか!」 「うん!!」。夕日が沈むまで、はしゃぎ、笑い、おやじの背中に乗り、肩によじ登り、海へ空へ大きく飛び込み、股をくぐり、浮かんでは沈み、沈んでは浮かび、俺は、でっかい父ちゃんのそばで小さな魚になった。そう、夕日が真っ赤に染まるまで…。

母ちゃんよりも限りなく優しかった父ちゃん。やっぱ、俺はさびしいよ父ちゃん。俺を叱ってくれる人は、何処にいるの? 父ちゃん?

死は音もなくやってきたけれど、父ちゃんは、「ハーッ、ハーッ」という、人間の呼吸の音を高らかに奏でながら、生を主張し続けた。

しかし、命は儚い。儚いからこそ美しい。父ちゃんは桜の花だな。

花の命は見事に短く、瞬時に咲き乱れ、音も立てず、あっという間に散る。美しいのは花の色でもなく、形でもなく、桜という響きでもなく、儚さを知っていながらも咲こうとする、生命力が美しいのだ。

花も木々も鳥も牛も豚も虫けらも、そして我々愚劣な人間も同じだ。儚さは悲しい。しかし、悲しみは力に変わる。

まぎれもなく、俺の父ちゃんは、もくもくと空へ噴煙を撒き散らす、桜島だ! 鹿児島錦江湾に、そびえ立つ、燃ゆる生きた桜島だ。限りなく、優しく、岩のように強い桜島だ。

天国に旅立つ、父ちゃんに、再度俺は敬礼をした。「父ちゃん見てろよ」。俺はさらに、人間賛歌を創り、吠え、高らかに、そしてけだかく、歌い続けよう!!

そして、あなたの元へ、いつか必ず向かう。

待ってろよ、オヤジ。

合掌


サンスポ記事より
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