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2015年04月11日(土)更新

繁盛したければ、「やらないこと」を決めなさい

こんにちは。【タオルはまかせたろ.com】タオルソムリエの寺田です。



繁盛したければ、「やらないこと」を決めなさい
読んだ。 阪本啓一氏の新刊である。
 

一言で言えばブランドという軸でブレないコンサルを展開する阪本氏のモノの捉え方、言葉の観察力を
分かりやすく他の著書にはない阪本ワールドを広げて完成された一冊であると思える。
 

例えばブランドエッセンスというワードを用い「それって何なの?」と思わせ、身近な例題を元に読み手の頭の回路に埋め込んでいく伝え方はとても分かりやすい。

マヨネーズの、キューピー社のパッケージデザインがパッと思い浮かぶ読者も多いと思うが「それがブランドだ!」とデザインを褒めるのでなく
頭に浮かび上がるようにするには何が必要で何がやらないことなのかを具体的に説明されている。
体験を元にコンサルの方々が書く事例著書が多いが、単に企業の価値観や凄さを伝えるだけでなく自社にも活用できるであろう身近な題材をテーマにしていることで実践が可能だと読者の行動を誘発させているところは読み進めて頂くと感じることであろう。


時にユーモアにまたウイットに飛びながらも突き刺さる残念感のある街中の会社を反面教師にしながらもこれから何を残し何をやらなくすることが今経営する中小の企業には必要なのかを改めて考えさせてくれる一冊である。


また阪本さんのファンである私にとってはすべての今までの著書も拝読しているが共通しているのは行間が読みやすいということ。
言い換えれば読んでいるその行で一旦自分に置き換えて考えることができる緩いスピード感を持たせる書き方をされてる。
気になった言葉や単語、文章のフレーズで後でもう一度探るのではなくその場で立ち止まり自分に落とし込めていく書かれ方の本はそうはない。
それは普段から阪本さんと話したことがある方や講演を聞かれたことがある方は感じていることであろう。
独特の世界観で言葉を発しメッセージをなされる。
今降りてきたことを伝えているとよく阪本さんは言われる。
今感じたことを読者に伝えたいと書かれた本であるからその場でその行間で感じるものが深いのであろう。


そばでよく聞く阪本ワールドの名言もたくさん出てくるが聞きそびれている名言や新たな独自発想もあって面白い内容がぎっしりであった。


ぜひ一読ください。



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2015年04月03日(金)更新

なぜ今、私たちは未来をこれほど不安に感じるのか?--数千年に一度の経済と歴史の話

こんにちは。【タオルはまかせたろ.com】タオルソムリエの寺田です。


なぜ今、私たちは未来をこれほど不安に感じるのか?--数千年に一度の経済と歴史の話
松村嘉浩著

久しぶりに二度読み三度読みをさせる本に出会ったといっていいだろう。
本質を落とし込むにはそれほど読み進めねばいけない内容である。

経営者である前に人間である私が今、不安に思う生き方は
世界いや日本がしょっている不安であるという核心に触れた内容であった。

人々が漠然と不安を持つことを分かりやすい比喩で解説する内容だが
それを今後どのように私たちが意識を変化させるのかを考えねば
将来はない。

その方法をモラルとか日本人らしくとか新しい時代とか現代の教育に欠けている
昭和の臭いを醸し出す表現にどれほどの意識ある人間が響くかは疑問だが
言おうとしていることは通じる。

では自分が明日からいや今からどう行動するか?
そう考えることがまずは大事。
この本を読んだらまずは自分はどうするかを考える。

そして次に行動する。どう行動するか?
感謝し手をあわせる。
そこからであろう。

先送りしてしまう生き方はもうない。
自分が大切という生き方もない。
人という漢字が支えあっているように・・・。


松村氏と対談できる日を楽しみにしたい。



ぜひ、一読していただきたい一冊です。




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2015年03月25日(水)更新

120周年記念誌『今治タオル』発刊

こんにちは。【タオルはまかせたろ.com】タオルソムリエの寺田です。

愛媛県今治の地で初めてタオルが生産されてから120年となります。
それを記念して『今治タオル』ブランドをビジュアルで見せる本が4月上旬アマゾンより
発売開始になります。

発刊:四国タオル工業組合 発売:株式会社世界文化社

今治タオルを採用いただいているリッツカールトン京都・俵屋旅館、強羅花壇さんなどの
一流ホテルや旅館、国際見本市での展開など美しいビジュアルを多数掲載。
巻末には今治タオルの歴史や文化も英訳も併記にて紹介しています。



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2015年03月15日(日)更新

まかせたろ 本所おけら長屋(四)を語る

こんにちは。【タオルはまかせたろ.com】タオルソムリエの寺田です。


本所おけら長屋(四) (PHP文芸文庫)

人を変えることは出来ない。
自分が変わらない限り・・・。 そう私は思うようにしている。

しかしこの小説に出てくる
『あかいと』の章を読んでいると、まんざらそんなこともないんだと
改めて思う。 そう、相手への思いやり次第で相手も変わる・・・。

登場するチャキチャキな江戸っ子万造(まんぞう)だが相手の心の奥底が分かる優しい奴だ。
そこに住むおけら長屋の住民お染(そめ)はその心をも見抜く経験豊富な女性である。
長年、衣食住を家族のように共にすれば他人であっても血が通うほとの間になれる。

『あかいと』の章は赤い糸、そう恋愛をテーマに人間模様を描いた章だ。
著書畠山先生の得意とする部分でもある。

若き乙女「お糸さん」が恋をする悩みをお染が自らの体験を語り聞かせるシーンは
経営者ならずとも親としても教わることが多く文字の行間の世界に入り込まされてしまってゆく・・・。

悟り【さとり】という言葉が普段意識しないが人間はそれぞれの生活で人様と出会い
悟って成長していく生き物なのかもしれない。
悟らせるように語るお染の話し方は学ぶべき点が多い。
お糸が悟ったことで自らの感情が変化していく・・・。

無理から背中を押される教育や上から目線の押し付けでは人は変わらない。
浅はかな考えで人と接するとどうしてもそのように発してしまいがちである。

しかし相手に気づかせ意識を変えてやろうとする話し方は
相手を心底愛し、思いやっているからこそできる接し方である。
そのように接することで悟らせることはできるのだとこの章で著者の畠山先生は伝えようとしている。

悟ることが出来た相手は感謝する。
双方が心から寄り添える。

今のこの時代、それがなかなかできなくなった気薄な人間関係になってしまった。

相手の目線の動きや表情の微妙な動きは対面しないと感じないものだ。
LINEの絵文字からは伝わらない。
一方通行のテレビ会議からも感じない。
家族内のスマホのやりとりでSOSが見抜けない…。

不自由な江戸の時代小説の中から見える本物の人情味を笑いと共に読みごたえある本に仕上げた
本所おけら長屋は3月9日に発刊され瞬く間に書店では特設ブースが並ぶほどの勢いだ。
ベストセラー小説として話題が先行するが中身を読めば納得のシリーズだとうなづける。

著者けんちゃんを知る私はあのユーモア、滑稽を絵に描いたような畠山先生が
なぜにこのような心をとらえた作品に仕上げられるのか!?
一緒に布団を共にしてガーガーと人のことも知らずにイビキをかきながらマイペースに生きる様とは別人のように思う反面、
誰よりも寂しがり屋かつ相手にどう思われるかを日々考え自身をブランディングしていくことに心血を注ぐ生き方をしてきたプロなんだと改めて思う。

さぞやドラマ化されることでさらなる公の場で目にしてもらいたいものだ。
それくらい登場する人物像が目に浮かぶ作品だ。

素晴らしい本をありがとう、ケンちゃん!


追伸:私の名前は寺田元である。 この著書の中にそれとなく名前を活用くださった
先生の深い愛に敬意を表しお礼申し上げます。


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2015年02月07日(土)更新

静かな週末は本屋で過ごす

こんにちは。【タオルはまかせたろ.com】タオルソムリエの寺田です。

時間があると本屋へ足を運ぶようになった。
以前はビジネス書や文学書をあさることが多かったが
今は各地域で展開する本屋ならではの特徴を見て歩き
そこから歩が進むがままに紙の香りを楽しみ周りだす。

女性の本を探すしぐさは右手を伸ばし左手が右ひじにおかれているポーズが多い
そのコーナーの本は表紙も明るい。 
感覚で料理本をファッションを園芸をストレッチから
編み物まで手にしては頭に詰め込むように入り込んでおられる。

男性がブルゾンにスリッパで雑誌をめくるコーナーは近所の方であろう。
片っ端から読むかのように左スミから始まり興味のあるコーナーでは
仲間を譲り合うように右へとスライドしていく。

子供は絵本を見つけては静かな書店で「パパ!」を探している。

若い世代が本屋に少ないのは時代のせいかもしれないが、少しさみしい思いがある。

カテゴリーでくくられている通路にはそれぞれのおもいを探し交錯する場所なのである。
我が社の近くにも新しい本屋さんができた。
なかなか私はこの本屋さんが落ち着き足を運ぶようになった。


今日は宗教から旅行、そして文化のコーナーを楽しんだ。


正月より気になっていた土漠の花は一気に読んでしまった。


大人の遊びが本屋にはたくさんある。





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