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2006年04月30日(日)更新

長渕剛さんの父ちゃんの詩・・・

僕の崇拝する長渕剛さんのお父さんが亡くなられた・・・。


心よりご冥福をお祈りいたします。




数々の長渕剛さんの詩には父の優しさ、強さがあふれていました。

LICENSEという詩のくだりにはその姿が読み取れます。
家族という詩にも・・・。 かこつけるところなく親父をおふくろを正面から発する孤高のソングライターであると思っております。

それは長渕剛さんが最期の親父に向けた詩の中でも分かることでしょう。
これからの長渕剛さんの詩にどのような魂が宿るのか楽しみであります。

ますますの感動ある詩を永く書き続けてほしいと思います。



★父ちゃんの詩

眉間にしわをよせ、ぐーっと息を飲み込み、さっき俺の父ちゃんが死んだ。

あんなに強かった父ちゃんが死んじまった。

ここは駒沢、国立東京医療センター802号室。心電図、血圧計、酸素吸入器、鎮痛剤、点滴の針が突き刺さっている。人生の最後を迎える決死の戦いだ。

ぞくぞくと父ちゃんを死なせまいと仲間たちが集まり、耳元で叫び、足を手をさすり、温めてくれている。「そうだ、父ちゃん! 父ちゃん頑張れ!!」。それに2、3度答えるかのように、父ちゃんは大きく息をした。

血圧急降下。

白衣を着た医者たちも慌ただしく動き回る。さらに呼吸停止間近のため、血圧上昇剤投入、また針が突き刺さる。瞳孔開きっぱなしの瞳で、父ちゃんは何かを探している。

それは6年前天国へ逝った、愛する母ちゃん、「マス子」だ。

俺は人垣をするりとすり抜け父ちゃんの耳元に、かしずいた。1分間に10回も呼吸をしなくなった。

「もういいよ、父ちゃん…見えるね父ちゃん、1人じゃないよ父ちゃん…みんながいるよ父ちゃん。大丈夫だから…安心して。ゆっくりでいいから息をして、そう、そうだ、息をして」

「父ちゃん!父ちゃん!!」。姉ちゃんが泣き叫ぶ。「じいちゃん、がんばれ、がんばれ」。文音(長女・あやね)が、航(長男・わたる)が、蓮(二男・れん)が。そしてみんなが「がんばれ、がんばれ」。

さらに俺は、父ちゃんの耳元で続けた。

「母ちゃんが見える? 父ちゃんが大好きだった母ちゃん見えるやろ、そのままゆっくり息をして、母ちゃんのところへ行っていいよ。ありがとう、父ちゃん…」

4月23日午後10時28分、邦治呼吸停止。

命がけの生との戦いが今、終わった。

「生に勝ったな、父ちゃん」

「生きるに勝ったな、父ちゃん」

「命懸けで生きるに勝負挑んだな、父ちゃん」

柔道五段の大きな背中がこんなに小さくなっても、最期の最期まで生に勝ったな、父ちゃん。俺はマルボウ捜査第4課だった人情刑事の親父に敬礼した。

「父ちゃんご苦労様でした…」

「俺を育ててくれてありがとうございました」

「最期まで息をしてくれてありがとうございました」

そんな父の勇姿に俺は泣けて泣けてしょうがなかった。感謝の念が、こみあげてきた。

集まってきてくれた仲間たちの、大きな大きな優しさがたまらなくうれしかった。そして俺にとってこの父ちゃんが、誇りだったのだと痛感した。

俺が幼い頃柔道五段の黒帯で父の背中におんぶされ、125ccのバイクで、海沿いを突っ走ったあの夏の日の海を想い出した。二人で指宿宮ケ浜に座り、遠く水平線を見つめるおやじの横顔を想い出した。

タバコをくゆらせながら、さらに遠くの水平線を見つめる、おやじの横顔を思い出した。

不意に俺を抱きしめ、「つよし、泳ぐか!」 「うん!!」。夕日が沈むまで、はしゃぎ、笑い、おやじの背中に乗り、肩によじ登り、海へ空へ大きく飛び込み、股をくぐり、浮かんでは沈み、沈んでは浮かび、俺は、でっかい父ちゃんのそばで小さな魚になった。そう、夕日が真っ赤に染まるまで…。

母ちゃんよりも限りなく優しかった父ちゃん。やっぱ、俺はさびしいよ父ちゃん。俺を叱ってくれる人は、何処にいるの? 父ちゃん?

死は音もなくやってきたけれど、父ちゃんは、「ハーッ、ハーッ」という、人間の呼吸の音を高らかに奏でながら、生を主張し続けた。

しかし、命は儚い。儚いからこそ美しい。父ちゃんは桜の花だな。

花の命は見事に短く、瞬時に咲き乱れ、音も立てず、あっという間に散る。美しいのは花の色でもなく、形でもなく、桜という響きでもなく、儚さを知っていながらも咲こうとする、生命力が美しいのだ。

花も木々も鳥も牛も豚も虫けらも、そして我々愚劣な人間も同じだ。儚さは悲しい。しかし、悲しみは力に変わる。

まぎれもなく、俺の父ちゃんは、もくもくと空へ噴煙を撒き散らす、桜島だ! 鹿児島錦江湾に、そびえ立つ、燃ゆる生きた桜島だ。限りなく、優しく、岩のように強い桜島だ。

天国に旅立つ、父ちゃんに、再度俺は敬礼をした。「父ちゃん見てろよ」。俺はさらに、人間賛歌を創り、吠え、高らかに、そしてけだかく、歌い続けよう!!

そして、あなたの元へ、いつか必ず向かう。

待ってろよ、オヤジ。

合掌


サンスポ記事より

2006年04月29日(土)更新

コーチング

昨年のあるセミナーで同じワークの席に彼はいました。

彼の熱心な目線が同じテーブルのみんなに注がれていました。
それは誰もが感じていたことでしょう。

そして彼は自分の道を進むべくコーチングとして新たに起業したのです。
その起業の報告メールは先週に来ました。
ぜひ、お会いしましょうと。

本日、久しぶりに彼に会いました。堅い握手の後、ホテルの喫茶でコーヒーを飲みながら一緒に琵琶湖を見て話し出しました。

実は僕はコーチングとはどんなことをするものなのか本でしか知識を持っていませんでした。
彼はどんなことを僕に話してくれるのだろう? っと思っていました。

2時間余り話しをするうちに彼の考え方や性格、しぐさなどから若い時の自分によく似ているなあっと思いました。

彼はコーチングとして有料でミッションするのは今までで1度だけですと言いました。 そのときに初めてコーチングした彼女からの御礼の手紙だといって見せてくれました。

「僕のテーマはクライアントに笑顔になってほしいです。そして今はクライアントと一緒に気付きを多くもって成長していきたい」と語ってくれました。

僕はコーチングしてもらうことの具体案が会うまでなかったのですが、何か見つけて彼と気付きを増やせていけないか?っと次第に考えていました。

話しをしていく中であまりにも純粋な彼が若い頃の自分に重なりあうところが多くなりました。 彼にコーチング料のことも企画や内容も聞くことなくコーチとして契約してくださいっと申し入れました。

僕が初めて社会人で契約をいただいた方の姿と当時の自分を思い出してました。

ぎこちない応対ながら僕を信じて契約いただいた方の姿を忘れることはないですし、あれから僕の経営はスタートしているのですから。
あの喜びは忘れることは出来ません。

彼にもそんな喜びを持ってほしいと思いました。

若いから純粋だから出来ることってあるんですよね。荒削りでこれから研かれていくであろう彼にその前の今だけしかない魅力に触れてみようと。

その大事な部分に携わりたいと思いました。

これから経験していくコーチングの仕事をぜひ、中途半端になるのでなくいっぱい、彼のいう笑顔に変える人を増やす人材に彼にはなってほしいと思いました。

その2番目のクライアントになることをうれしく思いました。

夕食をその後も共にしますが、契約の話しは近くの駅へ向かう途中での切り出しでした。 相手に合わせることを考えている中でどこで正式な申し込みを話したらいいのかのタイミングがなかったのかのように思えました。 提示された金額は僕の収入からいくと勇気のいる金額でしたが、それ以上の気付きを彼から受けると共に彼に次のステップにあがってもらいたいとためらいなく思いました。

誰でも最初に通る道。 そこから自信をつけてほしいです。

新鮮なコーチに出逢えたのも大きなご縁です。 偉大なコーチになってほしい。


この社長ブログにあっては僕が彼の立場なんであろうと。 皆さんと一緒の立場に立って発言するのはまだまだ、未熟な知識と教養と経験です。 恥ずかしいことも多々あります。 しかし、その場を与えていただいていることにも感謝してしています。 ここの場で成長していきたいと思っています。 何事も動かないと駄目ですから。

2006年04月28日(金)更新

登校拒否

桜の季節にそれぞれの新たな出発が始まる人もいます。

楽しみいっぱいの期待と少しの不安で春を迎えるのです。

息子の同級生は早くも学校へ行けなくなってしまった仲間が何名かいます。

今日はそのお母さんが来店されました。
さぞ、心配で仕方ないことでしょう・・・。

お声の掛けようが僕にはありませんでした。

現在の学校の状況を知らないのですが、登校拒否が多いと聞きます。
僕の時代は学年に1人だけでした。 

その子のお話をしたいと思います。








中学1年生の僕は人より精神的にも幼くおっちょこちょいでしたので
例外に漏れず学級委員に選ばれてしまいました。

担任の先生は歌の上手な女性の先生でした。

何週か過ぎて1人の女の子のクラスメートがずっと休んでいることに気づきました。
そのクラスメートは昨年も登校してないので進級できずにいました。

僕はまだ思春期にも目覚めていない子供でしたから何のためらいもなく毎日、
彼女に手紙を書きました。
それを近所のクラスメートが女の子のお家へ届けに行くのです。

最初はクラスメートのみんなが手紙を出してましたが、そのうち僕だけになっていました。
何を書いていたのでしょう? 今は全く内容は思い出せませんが毎日、毎日書いてました。

ある日、先生が一緒にその子のお家へ行くのでついてきてと言われました。

そこで彼女を初めて見ました。

「お母さん、今日はどうしても連れて行かせてもらいます!」っと泣きながら
彼女の手を強引に引っ張る先生。

全身が硬くなってお母さんの後ろで震えながら泣き叫んでいる彼女。

 その記憶は鮮明に覚えています。 

先生の涙、母の愛、女の子の行きたくても動かない身体・・・。

その日は結局、学校へは一緒に行くことが出来ませんでした。

僕はそれからも手紙を書き続けていました。

すると年賀状が彼女から来ました。

 「お元気ですか?私は日吉大社にお参りに行きました。人も少なくて静かで良かったです・・・。」

  と書いてあったことを覚えています。


さして幼い僕は彼女を救いたいとかどうしても学校に来て欲しいとか友達になりたいとかそんな感情はなかったように思います。

でも習慣のように彼女には手紙を書いてました。


 彼女は一度もクラスに姿を見せることなく僕は2年生になりました。

春を迎えた新学期に1年生の教室に元気な彼女の笑顔がありました。

演劇部にも入った彼女の姿がありました。

なんかすごくうれしかったのを覚えています。

僕が何かをしたわけではありませんが彼女が変われたことがうれしかったです。 自分が変わることが出来るのですよね。



今、大人になってもし、彼女に手紙を書くとすればこう書くでしょう。

そのときもずっと多分、僕はこんな風に書いていたんでしょうね。

 「1人じゃないで! 僕、おもろいで!」

2006年04月27日(木)更新

『佐賀のがばいばあちゃん』

がばいばあちゃん

こんにちは。【タオルはまかせたろ.com】京都工芸の寺田です。

『佐賀のがばいばあちゃん』の映画が丁度、上映となった記念の日にこのを遅まきながら読みました。

がばいとは佐賀弁で"すごい"という意味だそうです。

まあ、前から紹介されていて読もう読もうと思っておったんですが、やっと読めました。 それも泣きながら・・・、そして笑いながら・・・。

息子二人が「何で父ちゃん、笑いながら泣いてんの?」っと言われても
構ってられません。

「うちと一緒で明るい貧乏のお話しやっ!」っとだけ言うてイッキに読みました。


全身から灰汁が流れてスッキリしました。 そんな本です。

ビジネス書でない本を手にする機会が減りましたが、言い換えれば究極のビジネス書かもしれません。

タオル屋のがばい兄ちゃん目指してがんばるぞ!!

2006年04月26日(水)更新

過呼吸の先に一流の経営が!

こんにちは。【タオルはまかせたろ.com】京都工芸の寺田です。

>理論からだけでは分からない、実際の経営を通して初めて知ったことや、
>また体得できたものなどがありましたら教えてください。
  

明治大学商学部・3年3組 33番・山口尚美さん、僕の大好きな数字が並んでますね(^o^)

早速、一緒になって考えていきたいと思います。


僕は2年前からパニック症候群になりました。

電車にも乗れなくなりましたね・・・。

それまでは人が好きで、人前での発言や目立つことは喜んで引き受けてやってましたのに。




それが人前にいくと身体が緊張してしまうようになりました。辛かったですね。


その原因はね、
経営をしていると自分のキャパを越えてしまっていることに気づかずに
進むことが出てきたりしちゃいます。


それは先様に喜んでほしいからの気持ちがさらに先に先に進み出すとキャパ以上の
ことをしてしまいます。


でも、それを続けてしまうとどうなるでしょう。


結果的に倒れてしまい、喜んでもらうはずが迷惑を掛けることになります。


僕は倒れて穴をあけたことが、学生時代に一度と経営者になって一度、経験してます。


学生時代と経営者になっての先様への迷惑のかけ方ももちろん、全然違いますよね。


すると次回は迷惑をかけまいと思うように行動しようとするのですが、
やはり喜んでもらえる為にどうすればいいかを日々、考えて生きているんですから
気づいた時には又、キャパを越えそうなまでに来てしまってます。あきめせんね。


そのうち、今度はまだ、未知なのに想像が拡大するようになり
勝手にパニックになってしまうようになりました。




これはあきません。

そう思えば思うほど、パニックになっていきましたね。

でもね、経営をしていてうれしいのはお客様の喜びの声なのです。


これ以上のものはありません。


そして信用いただくとさらにうれしいものです。

そしてあなたに任せるよ! なんて言われたらどうですか?!

 人間、誰でもそれ以上のことをしたくなることでしょう!


僕はサイト名に【まかせたろ.com】と付けたのも最高のお言葉をいただく
経営がしたいからです。


現在は体験とカウセリングと家族の支えもあり、過度に気持ちを
もっていかぬようなってきましたが、それでも熱い人間や先様に会うと
それ以上の事を求められてないのにしてしまう時があります。


僕もそうですが皆さんも理論よりたくさんのありがとうに出逢って、それに見あう強い精神力をつけることが大事だと思います。


ひと言に精神力をいいましたが、本当に一流の精神力が経営には
必要なものだと思いますよ。
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