（株）京都工芸

こんにちは。【タオルはまかせたろ.com】タオルソムリエの寺田です。

おかがさまで毎日、タオルのご注文と問い合わせをいただきます。
甲子園高校野球大会が終わると一気にその記念品タオル作りに拍車が
かかります。



当店にはオリジナルタオルの決まった型枠は無い。
それは独自のオリジナルタオルを創ってあげたいという気持ちから。
だから、球児のご父兄や本人とも何度もメールでやりとりを繰り返す。
世界にたったひとつのオンリーワンデザインでお祝いを一緒にしたいと思う。

たくさん来るメールの中で甲子園の夢を叶えた選手からも直接やりとりを
させていただくことも多いです。

おめでとうからご挨拶して最後までタオルが出来るまで向き合います。


時にはこんな選手もいます。


50枚だと一枚いくらですか？？

何度も同じメールが届く。それも無記名でくる。
そればかりでない。
多数の選手が無記名で携帯メールから送信してくる。

それでも私はその名無しのごんべえさんを数多く存在するご依頼フォルダーから
探し出していく。


探しては選手に、丁寧にメールを送る。

でも私はお客様を神様だと思っていない。
私の商売の本質は「共感」だと思っている。


数回のメールを終えるとこのように添えた

　■ひとこと


　私も甲子園目指して野球をさせていただいてました。

　◎◎選手は県代表の出場球児としての責任があったと思います。

　しっかりとメールでも
　名前を書く最低の礼儀を持って社会に出ても活躍してほしいと
　願います。

　差出人名も件名もない◎◎選手のメールは
　たくさんご注文や問い合わせをいただく球児さんのメールの中に埋もれてしまいます。
　◎◎選手からはこちらからお伺いしている情報は何もいただけないので
　管理が出来ずに事故を起こしてしまう可能性があります。

　せめて差出人名を明記する最低マナーをもって
　ご連絡いただけますと幸いです。


　タオルを作成されようとするプリント面には
　感謝と仲間の文字が書かれていますね。
　相手への感謝を持って私も◎◎選手と向き合いたいと思いますので
　よろしくお願い申し上げます。


　そういうメールを一言添えてみると


　送信宛名には　●●高校の◎◎です

適当な感じですみませんでした！
もう一度デザイン
枚数確認してから連絡させてもらいます！
またその時よろしくお願いします！


と書かれたメールがすぐに届きました。


涙でますね。この純粋無垢である野球少年がいて
高校野球球児が素晴らしいと感じる瞬間です。


ほんまに私はタオルを売ってるんやないんです。

彼らと一緒に向き合ってその真ん中にタオルがあればええねんと思ってます。


「教えてくれてありがとう」が商売の最終ゴールです。



出会っていなくても心の通じる商売をこれからも続けていきたいと
思います。






ヨタヨタやけどお気に入り！
そこまで使ってほしいタオルがあります
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