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2019年12月11日(水)更新

人気店だったのに今は閑古鳥

こんにちは。【タオルはまかせたろ.com】タオルソムリエの寺田です。

仕入れや一部のメニュー構成・焼き鳥のたれ作りなどを店主に委ねて、
併せてロイヤリティを固定とすることで店主の独立を促す形でのチェーン展開を行っている焼き鳥屋さんは
どこであろうか察しがつくだろうか。

私の住む近くの駅前に出来て店主は現在4代目となる。
以前は家族ぐるみでまた社員たちとも足しげく通うほどで大繁盛店だった。
店主が気さくで親しみやすくオリジナルオーダーなんかも通るほど
楽しい会話ができたサードプレイスだったのだ。

2年ほど前であったか店舗の老朽化が進んで先代のオーナーが
閉店を決意されその後に別オーナーが立てなおして経営を引き継いだことになる。
チェーン店だから暖簾の名前は一緒だ。
店内も綺麗になって味も変わらないならまた繁盛するだろうなって誰もが思うかもしれない。

夏先に一度、店主へご挨拶も兼ねて一杯飲みがてらに焼き鳥を食べに一人で向かった。
時間が早いからか私が一番乗りであったので店主とひとつふたつ会話をしながら
食事をしようと試みるが会話のリズムが悪い・・・。

それでもいろいろな情報を聞き出しながら仲良くなろうとしたが
その日は早めに切り上げた。

昨日、久しぶりに次男と待ち合わせにその店に向かった。
先に到着したら以前と同じで私一人しかいない。
そして息子が来店。
帰るまで結局二人きりであった。
息子と募る話もしたかったが目の前に黙ったままいる店主がいると思うと小声にもなってしまう。
一緒にトークに入ってもらいたいけどそんな空気も出してくれない。
店舗に流れるBGMでさえ以前の空間ほどマッチせずに浮いてしまっているように
思えてしまう。

味が落ちたかといえばそうでもない。

何が依然と違うのだろう・・・?

結局はお客のサードプレイスになっていないのである。

会社でも家でもない居心地のいいお店が誰もが慕うようになるものだ。
しかし現在の店主はこちらが話しかけても無視をすることもあったり
無意味な動きをしたりとお客を見ていない。

付きだしもなくなってしまった。しかしファーストタッチの会話ができないことを
仕込みの都合で無くしたのなら代償は大きいことを分かっていない。

鳥が焼きあがるまでの箸休めが出来ないまま会話も好まないお店に一人でサラリーマンが
通い続けるかというと以前の常連さんの顔を浮かべると難しいであろうと思う。
ビールと焼き鳥数本でお疲れ様の乾杯を行う私たちのカウンターの先には
煙が目に沁みながらも一生懸命に焼いている優しく微笑む店主がいるのだ。

もう一度行きたいかっと聞かれると誰もが首を横に振ってしまうだろう。

小さい店構えだからこそ隣の客とも袖があたり場所が和やかになっていく。
そこに店主が目を配り低姿勢で愛想をふりまきまいどおおきにと感謝を述べる。

以前を知るから地元の方はそれ以上の店主の器量を待ち望んでいるのだろう。

久しぶりに寄せてもらってきたよというと誰もが同じような店の雰囲気を感じているようだ。
その情報がはしかのように伝染していき店の評価は下がってしまう。

そのお店を私は自社の方向へ向けて学びに変えていこうと思う。
人の振り見て我が振り直せだ。


次回は何かをきっかけに繁盛店に戻っていただくことを応援したい。

ご馳走様でした。







経営者会報ブログは年内で寄稿を終了します。
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2019年12月05日(木)更新

粋なクリスマスプレゼント

こんにちは。【タオルはまかせたろ.com】タオルソムリエの寺田です。


彼はいつも意表を突いたことをしてくれる。
いや師匠だから「突いてこられる」というべきだが心の底から敬意を表し書いてみたい。

彼とは昨年までは毎月のように出会い学ばせてもらいながら酒のグラスを傾けていた。
海外への視察も何年もともにしていたし気心がしれる仲になっている。

しかし近いゆえにいつでも会えるし共感できると思うと気づけばこの1年は会っていない。

以前は関東にいたが近く関西に移住したというのにそんな問題ではないようだ。

Facebookで彼の投稿をまとめ読みすることがある。
タイムラインに流れてこなくなったのも会う機会が少ないと機械が操作しているかのように
出てこない。
しかし内容の濃い彼らしい言い回しでいつものように脳みそをかき乱してくれる
記事が投稿されている。

変わっていない。 お互いに。 
そう思いながら過ごしていると、今回のこれだ。 花だよ、花。

タオル屋にかけてコットンボールの綺麗なキャンドルフラワーギフトは
粋な計らいでハートをつかまれる。

もちろん彼のセンスではなく縁者の花屋さんに丸投げなのも透けて見える。
それが、どうした。 それでも気持ちがうれしいってのが私は書かずにいられない。

そばにパートナーの女性からも贈られていることを忘れてならない。
彼をサポートし、接するすべての人にサポートと愛を届ける女性は私にも
いつも優しくしてくださる。(ここは敬語だな笑)


年末の12月はタオル屋として一番忙しくイベントも出張も極力抑えて
社内スタッフと最後の達成感を味わう時間にしている。

そんな時に心に灯りを付けてくれる深い優しさがたまらなく感じる。

本当に素敵なクリスマスプレゼントをありがとうございます。



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2019年11月22日(金)更新

年賀状準備完了

こんにちは。【タオルはまかせたろ.com】タオルソムリエの寺田です。

年々、年賀状の準備が遅れております。
お世話になったあの方へと思う気持ちが薄れているのではないのですが
不器用なあまりに毎年9月頃から干支タオルの販売準備とともに
昨年の年賀状を出して心準備を開始して11月の年賀状販売の声を聞く時には
文面は完成しています。
46年の会社創立時より郵便局様が得意先であった弊社としては子供の頃から
年賀状の準備は教育となっていた気がします。


それが今年は今になってやっと縁者様の宛名を準備した状態で
文面はすべてが完成していない状況です。

縁者様にあわせて文面は変えているので
毎年5種類のデザインにしています。

明日は気張って印刷に望み日曜日は手書きメッセージを添えて
完成してまいりたいと思います。

日本の郵便システムはいつもすごいなって思います。
新年のご挨拶が元旦に届くよう早めの投函を自ら行いたいと思います。




 


 

2019年11月20日(水)更新

備品

こんにちは。【タオルはまかせたろ.com】タオルソムリエの寺田です。



宿泊施設に泊まるとアメニティが充実しています。
タオル・歯ブラシ・石鹸にシャインプー・かみそりに
ローションまであるので手ぶらセットで便利です。

中国の工場へ行くとすべての資材が同じ現場で梱包されているのを
知りました。

タオル以外は使い捨てのため歯ブラシもカミソリも使用後は廃棄されてしまいます。
歯磨き粉の中身は何なのか?切れないカミソリはどのように作られているかより
快適なアメニティの存在の方が価値があると思うので誰も問題にしません。

しかしこれを我が家で買うという行為で歯磨き粉やかみそりを買うと
話は別ですね。
タダであるから文句はないということですが
衛生面から見るとアメニティは使用したことが無いという方もおられました。

自らの歯磨き粉に歯ブラシにカミソリを持ち込むシャンプーなども
専用の使い慣れたものを持ち込むそうです。

以前にホテルの清掃者の便器を拭いたタオルで備え付けのコップを磨いて
設置している映像が流れて驚いたことがあります。

神経質な性格に方はここまで来ると備品への意識も強いのかもしれませんね。


私? 

私はホテルのタオルも使います。
そして持っていくのもタオルのみです。
持っていくタオルは夜専用でそのまま部屋の乾燥防止に使います。

使用しないアメニティはどのようにされるのか一度聞いてみたいなって
いつも思っています。




2019年08月27日(火)更新

ぱーーーふーーーー♪

こんにちは。【タオルはまかせたろ.com】タオルソムリエの寺田です。



ぱーーーふーーーー♪と
軽トラックにお豆腐やお惣菜を乗せて橘豆腐さんがやってくる。
弊社のスタッフが以前に購入した経緯から会社の前を通る際には
兄ちゃんが御用ございませんか?と声をかけてくださるようになった。


毎週火曜日、主婦であるスタッフは今晩の献立とばかりに
お目当ての食材を購入していく。



私もよばれたことがあるが本当に美味しいお豆腐で
皆さんが買いたいと思う気持ちはよくわかる。

通常のスーパーより1割から2割割高でも
なぜここから買うかの理由作りがあるのではと
名刺とタオルを持って店主にご挨拶に伺った。

所在地は琵琶湖の向こう岸の草津から来られているそうだ。
販売員さんが若い店主かと思いきや従業員だそうで
合計7台の車で販売に回っているらしい。

大体軽トラに積んでいる食材はその日の間に売り上げてしまう量だそうだが
結構な品揃えに驚いた。

豆腐屋さんの朝は早いこと聞く。
こだわりの製造方法で鮮度よく消費者に届けることで
根強いファンが増えていくのだろう。
ここには価値があるから少々高くてもここで買いたいが存在する。
スーパーを介さないから直接販売だから安いはずという消費者の頭の回路も働かない。

美味しくて新鮮で便利が心をとらえて離さない。
商売はこうでなくてはならない。
相手が欲する理由が明確であれば多少の価格の差は問題にならない。
要はどこで買うかの価値なのだ。

さてさて
豆腐屋さんと言えばぱーーーふーーーー♪の音色だ。
なんで昔からこの音色なんだと聞くと
【ぱーーーふーーーー♪】ではなく【とーーーふーーー!】と
聞こえるように昔の豆腐屋さんがラッパを吹いて回ったそうな。

ほんの2分ほどの会話だがたくさんの情報が飛び交った。

昔はこのあたりでも
ロバのパン屋さんもチャルメラの夜鳴きラーメンも
竿竹売りもトラックにリズミカルな独特な
音頭で町売りに来てくださっていた。

今は廃品回収に冬場の灯油の販売カーくらいなもんで
お豆腐やさんのぱーーーふーーーー♪も数少ない文化となってきている。

どうぞ、いつまでも商売繁盛で!と声を掛けて
豆腐屋さんは去っていった。








   
 
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