（株）京都工芸

こんにちは。【タオルはまかせたろ.com】タオルソムリエの寺田です。

水泳選手として出てきた頃は悪ガキの元気むき出しの可愛い少年だったように
記憶している。
今や誰にも記憶に残る素晴らしいアスリートに成長されていて今年のリオへの
５大会連続でのオリンピック出場へ向けて挑んでこられた。
結果、水泳競技とは解りやすく本番でのタイムが届かなければ落選となるシビアな
スポーツである。
今までの経験や予算までのタイムは評価されない。

北島康介選手は4月8日に開かれた競泳の日本選手権男子200メートル平泳ぎ決勝で、
5位に終わり引退を翌日発表された。33歳という若さである。
そうだ、我々企業の人間で言えばまだまだ若いという位置ではあるがスイマーにとっては
１０代が伸び盛りであり北島選手は部類の努力でここまで水泳協会を引っ張ってきている
レジェンドなのだ。

最終会場での北島選手が泳ぐ時間はアスリートとスタジアムが一体となって
一挙手一投足に固唾をのんで見まもったはずであろう。

アスリートでそこまで愛される選手はそうはいない。

北島選手の水泳への熱い熱いおもいと取り組み姿勢があればこそであろう。

以前に私は前人未到の五輪柔道3連覇を果たしロンドン五輪を目指していた
柔道七段の野村忠宏選手に直接オリンピックにかける思いを聞くために
練習先へ訪問させていただいたことがある。

ミキハウス社所属の野村氏は五輪契約上、日の丸タオルは普段広報できないが
オリンピックに向けての表彰台では掲げたいと言っていただいた一人である。
断っておくが弊社は日野なるタオルを販売する活動に取り扱いはしていない。
アスリートとサポーターを繋ぐスポーツ選手に一番身近なタオルに日の丸を繋げたいと
思って売上の一部をスポーツ振興に寄付している。


北島選手にもいつかはレース本番前の入場からプールサイドで人差し指を立てながら
胸を拳でたたきつけるしぐさからの日の丸タオルを脱ぎ捨てるイメージを想像しながら
日の丸タオルを活用していただいて国民が喝采しているシーンを何度も夢見た一人である。

いつかは会えるだろうと思っていた。

今回のレース後のタイムを見つめる北島選手の顔と退水後のスタンドの応援に応える拍手をしている
映像は自らを受け容れている顔に思えてなんとも言えなかった。

誰もがお疲れ様という言葉を選んだことであろう。

たくさんのスイマーにそして国民に勇気と感動を与えてくださった北島選手。

名言も多数あったがいつも背中で日の丸を背負っていた誰にも言えない苦しみもたくさん
あったことであろう。

日の丸を背負うアスリートがまたは国民の中にも人生の取り返しのつかない結果にしてしまう
事件も入る昨今だ・・・。

しかし今一度、自分の人生で４年に一度の大会に寝食忘れ捧げる選手の心情を思ってほしい。
大きなプレッシャーと後から追ってくる後輩への不安と怪我や精神的な管理もふまえて
保証のない人生に向き合うことができるのだろうかと・・・。

たくさんのアスリートに出会うたびに私は自らの甘えとまだまだやることはあると
言い聞かせる。


北島康介選手とそのスタッフの皆さんに心から感謝します。

そして次の人生を応援しております！




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