（株）京都工芸

こんにちは。【タオルはまかせたろ.com】タオルソムリエの寺田です。

世界の舞台で新たなスターが登場するアスリートの世界で
静かに引退を表明するアスリートもいる。

まさにレジェンドの称号にふさわしい柔道界を牽引してきた
野村忠宏選手が8月29日の試合を最後に引退をされた。

アトランタ大会から五輪三連覇という日本人初の快挙を
達成し北京五輪を目標に40歳という年齢をも感じさせない素晴らしい選手であった。

以前に私は引退表明が騒がれた次回開催されるロンドン五輪の前に
野村選手に会いに行っている。　2009年5月29日である。
当時のブログが事細かにログされている。　こちら

なんのアポイントも無く練習をしている天理大学へ
行き、彼と遭遇した。

当時の新聞での引退説を振り払うかのように現役続行を掲げ
畳の上にこだわり続けた。

私のインタビューの中で一瞬、野村選手の目が穏やかな目から
形相を変えにらまれたことを昨日のことのように覚えている。
引退という言葉を私が発した瞬間だった。
まったく目は死んでいない・・・。そう思えた瞬間だった。

幾度もの怪我と闘い、打ち勝つ。
自らの鍛錬こそが世界で闘えるアスリートという信条をもつ野村選手。

満身創痍の体に残っているすべての力で
最後の試合で二度の一本勝ち。
そして三回戦で敗退。 攻めの柔道にファンは感動をもらったに違いない。



「ミキハウス所属だからこの日の丸タオルは普段は使えない。
でも優勝したらこのタオルを表彰台で使うよ」

そう約束してくれた野村選手。

数々の苦しみを乗り越えて私たちに勇気を与えてくれた
柔道の野村忠宏選手に私は心から尊敬し感謝を伝えたい。


本当にあきらめない人生と苦しいときに打ち勝つ姿勢を
学ばせていただきました。
ありがとうございました。
そしてお疲れ様でした。

夢をありがとう。





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